考えよう(3)

 「ない」「なく」「なくなる」に悩むのを無くしたい

点訳のポイント
(1)形容詞の「ない」は、前を区切って書く。
(2)助動詞の「ない」は、前に続けて書く。
(3)一語の動詞「なくなる」
(4)「〜ない・〜なく・〜なし」が、1語であれば続けて書く。
(5)「て」「で」に続く「ない」は区切って書く。
簡単判別法:
(1)動詞の後に続く「ない」が、他の打ち消しの助動詞「ず」、「ぬ」に置き換えが可能なら助動詞の「ない」。
(2)「ない」の前に助詞「は」「も」「さえ」などを差し入れ可能なら形容詞の「ない」。
(3)「〜ない」を「〜はない」と置き換えできれば形容詞。
(3)「なく
なる」:「なく」と言う状態が「成る」。
(4)「なくなる」:何かが無くなる。

解説

a.形容詞そのもの

  • 味気ない
  • あっけない
  • あどけない
  • 無い
  • 情けない
  • 何気ない
  • みっともない
  • もったいない

b.副詞そのもの

  • なく
  • なく
  • 何となく
  • 心置きなく
  • 満遍なく
  • なく
  • それとなく
  • どことなく

c.名詞そのもの

  • なし
  • なし
  • 意気地なし
  • ろくでなし

形容詞,副詞,名詞 かな? と思ったらまず辞書を引きましょう.

d.助動詞の「ない」は続ける

  • 起きない
  • 歩かない
  • 食べない.
  • 間違えない
  • 間違わない

(注): 間違いない (名詞+形容詞)

e.形容詞の「ない」 ・・・ 前を切る.「なく」の前に「く」がある.

  • 良くない
  • ほしくない
  • 食べたくない.
  • 美しくない
  • 女らしくない

f.「なくなる」 形容詞+補助動詞 → 簡単判別法:「なく」と言う状態が「成る」 → g.「なくなる」 参照

g.動詞の「なくなる」 → 簡単判別法:何かが無くなる → f.「なくなる」 参照

h.「〜ない・なく・なし」などが前の語と複合して一語になっている場合

  • なし
  • 万遍なく
  • 心置きなく
  • なく
  • 何となく
  • なし
  • ろくでなし
  • 意気地なし

    【注意】助詞「て」「で」に続く「ない」の前は区切ってかく。
         例) 話してない、休んでない

g.次を考えて見ましょう