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(1)「として」「にして」「をして」などの,「して」が文語的表現の助詞である場合には前に続けて書く.助詞の判断が困難な場合は区切って書く.(点訳のてびきp-33より) |
| 簡単判別法:「・・・して」が「・・・する」の意味の動詞なら区切る. |
a.「ずして」
・期せずして ・労せずして ・闘わずして
・日ならずして
・川の□流れわ□絶えずして
・喜びに□絶えずして
・卒業を□見るに□及ばずして□死せりb.「にして」
・一瞬にして ・いながらにして ・今にして□思えば
・不幸にして ・往々にして ・人生□半ばにして
・桜わ□一夜にして□散った
・波□静かにして → 静かに□して□ください
・いかに□して□乗り越えるか
・それに□しても□遅いなあ (「点訳のてびき」p.43 p.44)
・食事も□そこそこに□して□出かけた
・彼に□して□みれば
・このままに□して□おきなさい
・右の□手を□握るよーに□してc.「をして」
・彼をして□言わしむれば
・彼をして□渡航せしめるd.「からして」
・姿からして□美しい ・それだからして
・それからして□おかしい
・素振からして□おかしいe.「くして」
・幼くして□母を□亡くし ・そうでは□なくして
・見るべくして ・勝つべくして□勝った
・水□清くして ・年□若くして
・それ□なくして□闘えぬ
・しばらく□して□やって□きた
・ほどなく□して
・優しく□して□欲しい
f.「として」
1.a 「てびき」の考え方では続ける。
・よーとして
1.b 「点字表記辞典」では切る。
・よーと□して ・時と□して ・依然と□して ・断固と□して ・頑と□して ・突如と□して
☆ とは言うものの、なかなか一様ではありません。(いぜんと□して)(ときと□して)(がんと□して)など、やはり切れているものの方が多く見受けられます。
2.「主として」
・彼の□仕事わ□主として□車の□運転で□ある
・仕事わ□運転を□主と□して□いる
・エホバを□主と□して□あがめる
3.切るもの
・出かけよーと□して
・彼女と□して ・私と□してわ ・人間と□して
・それわ□それと□して
・当事者と□しての
・これを□機縁と□して
・ひょっと□して ・ほっと□して ・そっと□して□おく
・じっと□して□いなさい
・仮に□そーだと□して
・何と□しても
・何□一つと□して□できない
・誰□一人と□して□気が□付かなかった☆ これらの「……して」は、国語辞典の編集者によって取り上げ方がさまざまです。また、その他の点訳規則もそうですが、規則をできるだけ簡単にと言うことから、分かち書きを考えて行くということが「日本点字表記法」などにも書かれています。「して」が古語的表現の場合は続けるが、助詞かどうか判断が難しい場合は区切って書く、と言う意味が少し浮かび上がってきます。
g.その他の「して」……次もちょっと考えてみましょう。
・額に□汗して□働く
・一読して□意味が□分かる
・二人して□出かけた
・知ってる□くせ□して
・身を□粉に□して□働く
・知らん顔して → 知らぬ□顔□して
・絵を□ながめたり□して□いると
・英語を□勉強して → 英語の□勉強□して