わびすけメモ(6)

補助動詞と複合動詞

 このテーマには、皆さん困っておられるようです。(^^;
似たような紛らわしいパターンがいくつかあるので、区別するのが難しいかな?
 少し説明してみます。まず、例題です。

   やってみる
   して
もらう
   さいて
いる
   はなして
ください
   かいて
おく
   とんで
きた
   しんで
しまった

 これでなんとなく分かるように、ポイントは「て」「で」ですね。
これらは実は皆、

    動詞の連用形 + 接続助詞の「て」「で」 + 補助動詞

の形をしています。
 そして意味としてわ、「○○して それから ××する」と言った事を
表していますね。
 ただ、ここで「××する」の方が、雰囲気として軽い。
こういうのを、補助動詞と言うのです。

 さてここで、「て」を、「た」と置き換えてみましょう。

  やってみる     → やった
  して
もらう     → した
  さいて
いる     → さいた
  はなして
ください  → はなした
  かいて
おく     → かいた

 こう言う風に、「た」にしてもいいでしょう? 勿論意味は少し違ってくるけど。
「で」の時も同じです。

  とんできた     → とんだ
  しんで
しまった   → しんだ

 このように、「た」「だ」に置き変わるケースでは、後を区切りましょう。
       ============================

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 さてついでに、紛らわしい、続けるパターンについて‥‥‥。(^^;

 その1。 「て」・「で」が出てくる複合動詞のケース。
     このケースでは、続けます。
    例として、「あておわる」と「なではじめる」を考えましょう。
   「あて
おわる」、「なではじめる」とすべきでしょうか? (^!^)
    なんとなく変ですね。では、先程の「た」を付けてみましょう。 

    あておわる      → あてた  
                  ↑
    なではじめる     → なでた


                  ↑
    このケースでは、「て」や「で」がなくならずに残っていますね?
    (こういう風に残っているのは、「て」「で」が、「あてる」「なでる」と
    いう動詞の一部分だからなのです。)
    こういったケースでは、動詞「あてる」と動詞「おわる」とが、
   直接繋がっています。
    これが何を隠そう「複合動詞」で、これらはシッカリと続けます。(^!^)

 その2。 「聞いて(い)ない、飛んで(い)ない」のケース
     「いる」「いない」の意味の時で、「いない」の「い」が省略されていれば
     続けます。
      聞いて
いる、 聞いていない = 聞いてない
      飛んで
いる、 飛んでいない = 飛んでない

 その3。 元々は補助動詞のパターンだったんだけれども(たぶん)、
     今では一語の動詞になっているケース。(これも続けます。)
     このケースは、そう多くはありません。例としては、

    「見て取る」「打って出る」「してやられた」「取って返す」等

     これもなんとなく分かると思いますが、全体がくっついてしまって
    一つの動詞として使われていますね?
     しかし、このケースを区別するのは、なかなか大変です。(^^;
    正確には国語辞典で一語の動詞かどうかを調べる事になりますね。
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 以上、いろいろと書きましたが、一言で言うと ‥‥‥。

 簡単判別法として、「て」「で」に注意!!
  そして、「た」「だ」と置き換えた時、
  1.「て」「で」が消え、かつ意味が通れば、自信を持って区切る。(^!^)
  2.「て」「で」が残ったり、意味が変だったら、続ける。
     (この2.のケースは、あまり有りませんが‥‥‥)
 と、思ってください。

                   {^△^} わびすけ 2001/09/24 14:58:45;85028;rc9t-stu;RETR;ok;/freeaddr/ten/room/wabisuke/wabi-06.html