よく困る言葉に、「どうして」と「どうしても」がありますね。
「どー□して」か「どーして」か、 あるいは
「どー□しても」か「どーしても」か‥‥‥。区切るか続けるかのルールそのものは、至って単純です。
副詞「どう」+動詞「する」の場合は区切ります。一方、
「どうして」や「どうしても」が一語の副詞の場合は続けます。
ただ、この一語の副詞かどうかの判断で悩むのです。(^^;さて、「どうして」の方は、割と簡単です。
前後の文脈からみて、「どうして」が「なぜ」の意味であれば、
副詞として続けていいのです。(^!^)例、 どー□して□すごすか どーして□だめなの?
どー□して□そこえ□行けたの? どーして□行かないの?
(=「どうやって」の時) (=「なぜ」の時)ついでに‥‥‥。
「そうして」も似ています。続けるのは「それから」の意味の接続詞の時です。
そー□して□いいの? そーして□ふたりわ□わかれた
(=「そうやって」の時) (=「それから」の時)ところが、「どうしても」になると、ちと紛らわしい。(^^;
副詞「どうしても」というのは時が経つにつれて範囲が広がっているようで、辞書によっても取り扱いがマチマチです。細かく考え出すと切りがありません。(^^;
そこで、私が最近使い出した判別法はつぎのような物です。
尚、ここでMUKU法というのは、FEYEメンバーのMUKUさんが
考えられた、とても分かりやすい方法です。重宝しています。(_!_)ペコリ「どうしても」の切れ続きルール
−−−−−−−−−−−−−−−まず、明らかに副詞「どう」+「しても」の意味の場合は、これは区切ります。
例、「どー□しても□かまわんよ」 「どー□しても□OKです」
これらの例では、「しても」を敬語表現の「なさっても」に置き換えても意味が
変わりません。それは、動詞「する」の意味がしっかりとあるからです。
→「どー□なさっても□かまいません」 「どー□なさっても□OKです」しかし、いつもこんなにすっきりしていればいいんですが、時には副詞「どう」+「しても」なのか、一語の副詞「どうしても」なのかがはっきりしない紛らわしいケースがあります。(^^; その時は‥‥‥。
A.その文章で、「どうしても」が単独に使われている時は、副詞と見て続ける。
B.その文章の中に、動詞「する」の主語(「君が」「私が」等)や、目的語(「何を」「どこを」等)が、しっかりと有る場合は、区切る。
(「する」の主語や目的語がしっかりと無い場合は、A.と見なして続ける。)これだけでは、分かりにくい。そこで‥‥‥、(^!^)
☆☆ AとBの超簡単判別法(MUKU法) ☆☆
「どうしても」を文章の最後に持って行って見て、
・意味が通れば、A。 → 続ける。
・意味が通らなければ、B。→ 区切る。Aの例(続けます)
A1、「どうしても試験に通らなければならない。」
→「試験に通らなければならない、どうしても。」 ○
A2、「いろいろと試したが、どうしても失敗する。」
→「いろいろと試したが失敗する、どうしても。」 ○
A3、「彼女はどうしても40歳には見えない。」
→「彼女は40歳には見えない、どうしても。」 ○
A4、「雨の日は、どうしても気分が滅入る。」
→「雨の日は気分が滅入る、どうしても。」 ○
A5、「私がどうしても実現してみせるぞ。」
→「私が実現してみせるぞ、どうしても。」 ○
A6、「君がいくらどうしてもと言っても、無理だよ。」
→「君がいくら言っても無理だよ、どうしてもと。」○
(このA6は次のB4に似てはいますが、Aですね。)Bの例(区切ります)
B1、「何をどうしても結婚するぞ。」
→「何を結婚するぞ、どうしても。」 ×
B2、「どこをどうしても失敗する。」
→「どこを失敗する、どうしても。」 ×
B3、「私が何をどうしても実現して見せるぞ。」
→「私が何を実現して見せるぞ、どうしても。」 ×
B4、「君がいくらどうしても、無理だよ。」
→「君がいくら無理だよ、どうしても。」 ×これで随分とすっきりしたように思いますが、如何でしょうか?
尚、この「どうしても」の切れ続きルールは、副詞「どうしても」の範囲を
かなり広く解釈しています。点訳上はこれで特に問題無いと思いますが、
別のご意見や方法をお持ちの方もあるかと思います。(^!^)
それでは。 {^△^} わびすけ