カッコが出てくると、区切ろうか続けようか迷います。
そこで私なりに整理してみました。
まず、『点訳のてびき(第2版)』の、57ページあたりから抜粋です。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
カッコ類(1) カッコ類は、原則として説明や挿入に用いる。第1カッコ( )・二重カッコ《 》は、墨字の丸カッコ・二重丸カッコにほぼ対応させ、第2カッコ[ ]は、角カッコ〔 〕などに対応させる。
(2) カッコ類で囲む文や語句、記号・符号とカッコ類の内側は続け、外側は分かち書きの規則に従う。
(3) カッコ類が、
a.前の語の説明に用いられているときは前に続けて書き、
b.あきらかな挿入の場合は前を1マスあける。(後略)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−ここで、 a. b. の例として、次のものが載っています。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
a.しょーねん(16さい)の□すがた
にちもーしゃきょー(にほん□もーじん□しゃかい□ふくし□しせつ□きょーぎかい)でわ□‥‥‥
b.かれわ□「ことしわ□(ほーむらんを)□50ぽん□うつ」と□いって□いる。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−さて、この二つの違いはなんでしょうか?
まず、a.は、それぞれ、「しょーねんの」「にちもーしゃきょーでわ」という
文節の中で、「しょーねん」「にちもーしゃきょー」という語を説明しています。
そして、カッコの後ろに、助詞の「の」や「でわ」が付いています。
つまり、この( )は、一つの文節の中で、直前の特定の語を説明しています。
こういった場合は、カッコの前を続ける訳ですね。
尚、いつも助詞が続くとは限りませんから、念のため。(^!^)
例、 しょーねん□A(16さい)、□しょーじょ□B(14さい)の□‥‥‥ところが、b.だと、(ほーむらんを)というのは、特定の語の説明ではなく、
全体の「ことしわ□50ぽん□うつ」という文章の中で、一つの文節として
挿入されています。
これだって「説明」だと言えば言えなくもないでしょうが、その文章で
省略されている語句を補っていると考えた方が分かりやすい。
つまり「前の語の説明」ではなく、「文章全体を補足説明する文節」ですね。
従って、前記のルールの、
(2) カッコ類で囲む文や語句、記号・符号とカッコ類の内側は続け、
外側は分かち書きの規則に従う。
との関係もあって、カッコの前(つまり外側)を1マス空ける事になります。又、この二つのケース以外に、次のような場合がありますね。
c. 前の文とは独立した説明文・挿入文等が、カッコで囲んである場合。
→ これも前記のルール(2)に従って、私は2マス空けています。
もー□きせつわ□はるだ。□□(わたしの□ふところわ□ふゆだが。)
うぐいすが□なき、□じんちょーげが□におう。□□‥‥‥
いずれのケースでも、実際に読む立場にたった時、どんな風に書いてあれば
読みやすいか?と考えると、分かりやすいでしょう。
{^△^} わびすけ